さて、今日の記事は本日公開された映画『悪夢ちゃん The 夢ovie』にあやかって、悪夢ちゃんの世界について少し紹介しちゃいます!というものです。コミカルなCGを多用しているこの映画ですが、「人間の集合的無意識」という結構深いテーマがあったりします。そのあたりをご紹介できればと思っていますのでお付き合いください!

 まずは『悪夢ちゃん』をご存じでない方のために簡潔に内容をご紹介したいと思います。私は先日のスペシャルドラマから入ったクチなので、ドラマを見ていません!(笑)映画を見る前にここで一緒に勉強していきましょう。

『悪夢ちゃん』って?

 北川景子演じる小学校の先生のサイコパス・「武戸井彩未」と、木村真那月演じるその生徒・悪夢ちゃんこと「古藤結衣子」の2人を中心とした物語。2012年10月から日テレ系列で放送されたテレビドラマです。ちなみに5/6まで全11話が公式サイトで無料で見れちゃうのでお早めに!→日テレオンデマンド

 簡単に内容をご紹介すると、予知夢を見ることが出来る悪夢ちゃんこと古藤結衣子と、明晰夢を見ることが出来るサイコパス・武戸井彩未が協力して、未来に起こる事件を防ごう!!・・・というようなお話になります。ですので、現実世界と夢世界のシーンが交互に続いていきます。夢シーンでは神話上の怪物が登場し、現実世界で起こる事件を暗示する存在として描かれるのが特徴ですね。未来が直接見えるのではなく、何かに象徴される形で見えるわけなんです。ですので、実際に事件が起こってみないと、本当にそれが良い事件なのか悪い事件なのかは分かりません。

 夢というのはこの作品のキーワードになってきますね。夢の中の世界だからこそ、神話上の怪物が暴れまわるし、CGをバリバリに使った描写がどんどん出てきます。シリアスな展開の中に急にこういったシーンが出てくるというのは、一見するとチープでもあり、荒唐無稽にすら見えます。

 ですが、その裏には実はなかなか深いテーマがあるんですね。それを知ると、荒唐無稽に思えくなってしまいます(というより、他人事と思えなくなってしまいます・・・笑)。これを語る上で欠かせないのが原作(原案)の存在。

『悪夢ちゃん』の原案におけるテーマとは?

 この『悪夢ちゃん』、実は恩田陸さんの小説『夢違』という作品を原案として作られたそうです。そしてこの『夢違』のテーマが冒頭でも触れた「人間の集合的無意識」です。無意識(潜在意識)というのは、人間の集団の中で共有されていて、根っこになにか繋がりがあるではないか、というわけですね。それは、民族や環境によって、先天的に共有されるものであるらしいと。そういう存在が集合的無意識なわけです。

 で、当然ですが、この集合的無意識というテーマはしっかり『悪夢ちゃん』にも受け継がれています。一番分かりやすいのが、悪夢ちゃんこと古藤結衣子が予知夢を見れるのは、他人の無意識と自分の無意識をつなげることができるためである、という設定ですね。悪夢ちゃんは人間の集合的無意識にアクセスすることができるから、そこを通り抜けて離れた人間の無意識に入り込めてしまうわけです。

 あるいはこれは私の推測ですが、2日に放送されたドラマスペシャルの展開も、やはりこのテーマを織り込んだものであると思われます。というのは、このドラマスペシャル、悪夢ちゃんはその予知夢の中で、「悪い予兆」を「ほぼ同時期に」「多くの人間に」見るんですね。まさに、集合的無意識の力によって、多くの人間の無意識が同じように影響された結果であるともいえます。1人の考えていることが、たとえそれが無意識のものであって口に出したわけではなくても、多くの人に影響を与えてしまうのって現実でもよくあることですよね。・・・というのは余談でしたが、何が言いたいかと言うと、悪夢ちゃんは、夢を通じて見た皆の無意識を、彩未先生と協力して行動することで、変えていくわけなんです。無意識を変えれば人の行動も変わりますから、未来も変わります。これはこのブログでも度々取り上げてるトピックですね。ここではこれ以上は掘り下げませんが、なかなか深いでしょう?(笑)

終わりに

 というわけで、そんなドラマ『悪夢ちゃん』の待望続編、『悪夢ちゃん The 夢ovie』が本日公開されました!私もとりあえずドラマを見て、映画館に足を運ぼうと思っております。皆さんも見に行こうと思っている方は、せっかくですから「人間の集合的無意識」という角度から見てみると、いっそう楽しめるかもしれませんよ!








ひそかにコメント欄をつけました。 2014/5/3

コメントする

名前
 
  絵文字